根室の街を散策に出掛けたら、夕方六時も過ぎると真っ暗。完璧に寂れた街の風情なんだが、あちこちに面白い景色が。いかにも流行ってなさげな個人商店の入り口に29日大根500本はいります、の張り紙。どう見ても売り捌ける気配ないが売れ残ったらどうすんのやろ? と少し歩いたらラーメン屋のメニュー陳列ケースの壁にパーマンのイラスト。完全なパクリやがな。ここは中国か? と今度はパチンコ屋の看板、パチンコホワイトの8文字中4文字しか電気ついてませんけど。ま、頭1文字だけ壊れてるよりマシか?
突っ込みどころ満載の根室の街だ。
ネムロ、オモロ
日本最東端
本来、日本最東端は太平洋に浮かぶ南鳥島になるんだけど民間人はそう簡単には行くことが出来ない。また北方領土が返還されれば択捉島のほうが東になる。けれど今一般の人が行ける最東端は納沙布岬ってこと。やっぱりあった最東端のトイレでマーキング。最東端の鈴木食堂でさんま丼セットを。醤油につけたさんまの刺身がのった丼に花咲カニの鉄砲汁。さんまがメインでカニがサブやで。すげ。おいしかったけど、個人的にはさんまは塩焼きで大根おろしと醤油で食べるほうが好きだしカニはズワイガニのしゃぶしゃぶポン酢のほうがおいしいと思う。いやおいしかったけど。
最東端の駅、東根室駅は1日上下あわせて11本しかない。にもかかわらずその一本が駅に着いた瞬間に。
納沙布岬
道東の旅といえば知床や釧路湿原が観光の名所らしいが僕が行きたかったのはあくまで納沙布岬。そこから北方領土を見ることが今回の旅の目的だった。目的は果たした。でもそれは想像以上の衝撃だった。与那国から台湾を、宗谷岬から樺太を望むとは比べものにならない近さに「それ」はあった。かつて日本が建てた貝殻島の灯台がすぐそこだ。北方館の望遠鏡をのぞけばロシアの警備艇もみえた。携帯カメラの画像が悪いのがくやしい。北方領土問題について深く考えこまないわけにはいかない。
北方四島交流センター
朝ご飯を宿で食べ根室へレンタカーを走らせる。スピード違反恐怖症で安全運転心掛けるが牧場の中の単純な道だけについついスピード出しすぎてしまう。でも一般道を80キロで走っててもビュンビュン追い抜いていく車がある。道産子人は大胆だね。
根室市内にあった北海道立証北方四島交流センターに立ち寄る。北方四島の歴史や文化、交流、返還運動の状況などを紹介しているほか、展望室からは肉眼でもはっきりみえる国後島を望遠鏡でみることも。それにしても豪華な建物の敷地内では数人の男性が芝生の手入れ、受付にはコンパニオンの制服をきた若い女性が二人、館内をキレイに掃除している清掃員のおばちゃん、と結構維持費かかってそう。入場料無料で30分くらい滞在したなかで僕以外に来館者はゼロ。税金の無駄遣い?もし仮に北方領土が返還されたら彼ら彼女らは失業してしまうのか?それでも返還を望んでいるのだろうか?余計なこと考えてしまった。

















